'99年度 神農大志とは?????



製作した神農型SnO2/Si光センサー。素子の面積は1cm×3cmくらい。
プラスティックケースに納めています。

卒研では光センサーの製作とその自動日照モニターシステムへの応用を行いました。
p形シリコン基板にスズを蒸着し加熱処理しますと、n形半導体である酸化スズ(SnO2)薄膜となります。 SnO2膜は光を通すので、pn接合界面まで光が侵入し、 界面の空乏層にて光による電子−正孔対の 生成が生じ、光起電力が発生します。要するに太陽電池ですね。実験の結果、 今回製作したセンサーでは最大0.8Vの電圧が発生することがわかりました。


水銀ランプを用いて測定した特性曲線

またこの図から0.6Vくらいまでは照度と出力電圧がほぼ比例しており、 光センサーとして利用できることがわかりました。 この出力電圧を ADコンバータに入力し、コンピュータに取り込むようにしました。 これを研究室の自動室温測定システムに組み併せて、 またセンサーは研究室の窓ガラスにガムテープで張り付けて(をい、をい (^^;))、 自動日照モニタ− システムのできあがりです。


パーソナルデータ



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