ラングミュア=サイクルとは?



電球内の水分子がタングステンフィラメント表面に吸着すると、 表面で水分子は解離します。このうち水素原子は表面から脱離して 雰囲気中に返って行きますが、酸素はタングステンと反応して 酸化タングステンを作ります。これはすぐに表面から蒸発し、ガラス球 内壁面に吸着します。ここへ先程の水素原子が吸着して水分子となって再び 雰囲気中へ返って行きます。 このように水分子が永続的にリサイクル使用されてタングステンフィラメントが 消耗して行く過程を water vapor cycle 、 あるいはラングミュア=サイクル と呼びます。



SST_Labo's Home Page