差動排気型イオン銃



by(97年度、滝口洋一岡晃次)

小さな穴の空いたしきり板(アパーチャ)によりイオン銃を三つの部屋に分ける。 中央の部屋をターボ分子ポンプで排気する。
イオンを発生するためには イオン化室内のガス圧力を10-4Torr 程度に保つ必要があり、 試料室は表面汚染を防ぐために 10-9Torr 以下の超高真空に 保つ必要がある。図の様にアパーチャを設けることで各部屋の間に 圧力差をつけることができ(差動排気)、これにより試料分析室を超高真空に保ったまま イオンビームを照射することが可能となる。


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