Javaを用いたネットワークデータベースシステム

なぜJavaなのか?


by(97年度、新谷昌弘)

ネットワーク上に一台のサーバーを置き、多くのクライアントコンピュータから これにアクセスして利用するデータベースシステムを考える。 データの種類にも依るが、具体例として 本研究で作成した阻止能断面積のような計算式とパラメータがセットになっているようなデータに対する システムの構成を例に取ると、大きく分けて以下の3種類が考えられる。

これらの方式の中でサーバーのハードディスク容量、CPU負荷等に関して三番目の方式が最も有利である事は 明らかであろう。問題は、ネットワーク上には Windows, Mac や各種 UNIX 系 のマシンが混然一体となって ぶら下がっているということである。つまりクライアントへ送る計算プログラムはこのようないくつもの 種類のマシンで問題無く実行できなければならないのである。 今回使用するJava言語はこの問題を解決するための一つの方法である。Javaの実行形式には 二種類あるが、ここで利用するのはWeb ブラウザ上で動作するアプレットと呼ばれる形式である。 ネットスケープ、インターネットエクスプローラ、ホットジャバ等のブラウザが使用できる コンピュータがあればコンピュータの種類によらずにアプレットを実行できるのである。 これによりサーバー負荷を軽減でき、自由度の高い検索システムを構築できるというわけである。


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