グロー放電発光分光分析用のグリム・グロー放電管を作成しました。測定台にセットしたところ(左図)。真空排気用に3本、 アルゴンガス導入用に1本のゴムホースが取り付けられています。アルゴンガスの放電色は紫色です(右図)。 昨年の中田氏の作成した放電管との大きな違いは、材料をステンレスからアルミに変更したことと、ポンプを一台追加して試料部を 差動排気し、真空度を向上させたことです。
この放電管を作成するにあたりまして、 機械工作センターの酒井 昇 先生に懇切丁寧な御指導を賜わりました。
昨年の中田氏作のランプ(左)と比較しますとひとまわり大きくなりました(右)。 これは試料部を差動排気できるように改造したためです。 右図がGDSスペクトルです。大きなピークはAr原子、連続的に出ているのは窒素分子や酸素分子などの 残留ガスからの発光です。試料に1円硬貨を用いて測定すると309nm(Arのピークと重なっている) と396nmにAl原子からの発光ピークが観測されました。 詳しくはスペクトルの写真をクリックしてください。
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今回作成したグリム・グロー放電管の概要図です。
生年月日:昭和49年(1974年)4月20日
出身地:兵庫県
専門分野:表面物性工学
趣味:音楽(邦楽)鑑賞、ドライブ、競馬、インターネット
家族構成:父、母、妹、 祖母
メールアドレス:fwkd0284@mb.infoweb.ne.jp
右の写真の右側にいるのが僕です