('98年度) 前田 規宏 とは?

私の声 "maeda.au" (49k)

グロー放電発光分光分析法(GDS)を絶縁物分析 に応用するため、放電用高圧電源 として定電流位相制御方式の半波整流電源を設計試作しました。その内部(左図)と外観(右図)です。 最大出力2000V、300mAと強力です。製作前に先生から散々脅かされましたが、うまく 動作しました。トランスとスライダックが大きいのでケースも巨大です。人呼んでGDS−9902NM。

出力トランスの高圧側で検出した電流信号を一次側へフィードバックする際の高耐圧(2000V)フォトカプラーを フォトトランジスタ、絶縁管、フォトダイオードを組み合わせて自作しました。タバコの大きさと 比較してください(左図)。山崎氏が作成したグリムグローランプに接続し、実験しているところ。 写真左より今回試作した電源、山崎氏のグリムランプ、分光器、ロックインアンプ及びレコーダー。 左が前田、右が山崎である(右図)


これがGDSスペクトルです。大きなピークはAr原子、連続的に出ているのは窒素分子や酸素分子 などの残留ガスからの発光です。10円硬貨を試料として測定すると320nm、323nmにCu 原子からの発光ピークが観測されました。詳しくはスペクトルの写真をクリックしてください。


電源回路図

パーソナルデータ



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